Manners

はじめに

ゲーセンって、みんなが楽しみにくるところです。
だからこそ、「自分さえ良ければそれでいい」ではなくて、 周りのことも考える必要があると思うんです。
まして、DDRというゲームは、大音響を発する大きな筐体で、 その上ではプレイヤーが全身運動、というかなり目立つものです。 さらに、そんなプレイヤーを見ているギャラリーさんもいます。
そこで、DDRerに最低限求められるマナーについて例をあげながら考えてみようと思います。

マナーの基本精神
プレイヤーさんのマナー
ギャラリーさんのマナー
マナーの危険地帯
まとめ

マナーの基本精神

最初に述べたとおり、ゲーセンって、みんなが楽しみに くるところです。
そこには、自分もいるし、他のDDRerさんもいる。 踊り手さんもいれば、ギャラリーをしに来ている人もいる。
さらには、他のゲームで楽しんでいる方もいる。 男性もいれば、女性もいる。 いろんな人が来ています。
マナーの基本精神って、
「みんなが気持ち良く楽しめるように気をつける」
ということに尽きるのではないか、と思うんです。
そのことにさえ気をつければ、そうそうマナーに外れたことをすることはないのではないでしょうか。

プレイヤーさんのマナー


筐体を独占しないようにしましょう。

ほかに順番待ちの人がいるのに、連続してクレジットを投入し、 プレイを続ける行為(連コイン)は、やめましょう。 また、仲間内で勝手に順番を作って、前の人のプレイが終わるとすかさずプレイをはじめる行為(回しプレイ)も、厳禁です。 注意してくださいね。
他にプレイする人がいないように見えても、実は順番待ちの人がいた、なんてことはよくあります。
よく周りを見てみましょう。
特にジョイント台が増え、仲間内でバーサスをやるってことが多くなると、回しは切実な問題になります。
何人かで並んでいた場合は、1人が1プレイずつ踏んだら、いったん筐体から離れて
自分ら以外でプレイしたい人がいないかどうか確認するといいでしょう。
筐体周りでいつまでも集団で囲んでると、他の人が入りづらくなって、図らずも回し状態になってしまいますしね。
また、プレイ終了後、いつまでもお立ち台から降りない、というのは、 次にやる人の迷惑になります。
踊り終わったら、速やかにお立ち台から降りましょう。


順番は守りましょう。

順番抜かしはやめましょう。
自分の番のときに勝手に友達を横に入れてバーサスをする、 という行為ですが、
最近はジョイント台も増えてきたせいか、それについては周囲も寛容になりつつあるようです。
Singleでプレイする場合は周囲にいる人に適当に声をかけて一緒に踏む、ってケースも多いですしね。
でも、最初から2人でやるつもりでいるなら、一緒に並んでた方が感じはいいですね。


周りの人に迷惑かけないように心がけましょう。

パフォーマンス、大いに結構です。ただ、次のことには気をつけて くださいね。
・筐体の周囲を大きく使うもの(台降りなど)や、腕や手具を振り回す ものなどをやるときには、ギャラリーさんとの距離をよく考えた上で やりましょう。
 一歩間違うと、周りの人に危険を与えてしまうかも。
・大きすぎる掛け声をかけたり、周りに要求したりするのは、ほどほどに。
 Little Bitchで「わん・つー♪」とやったりするのは非常に楽しいですが、 ゲーセンには、他のゲームをしている人もいるのを忘れないようにしましょう。


筐体は大切に扱いましょう。

プレイ中は、飲食・喫煙はやめましょう。
特にくわえタバコでのダンスは、周りの人に火の粉が飛んだり、 筐体を焦がしたりする恐れがあります。
やってる人は即刻やめましょう。
全然Coolじゃないですよ。(たとえスモーク踊っててもダメですよ〜(古))
また、お立ち台の上でジュースを飲んでいる人。
こぼすとフットパネルがおしゃかになりますよ。
ジュースはお立ち台を降りてからにしましょう。

ハイヒールや下駄などの底の硬い靴でのプレイはやめましょう。
踊ってる本人も危険ですし、フットパネルを傷めるおそれがあります。
特に、ピンヒールでフットパネルを踏み抜いてしまったという話、ときどき聞きます。
ピンヒールは思わぬ力がかかるものです。(体重が軽くても、ね。) くれぐれも、ご注意を。

ドタバタやるのもほどほどに。
必要以上に大きく足音をたてて踏んでる人。
これくらいのことでは 筐体は壊れないのはわかってるんだけど、なんだか筐体がかわいそうに 思えてきちゃいます(^^;;;
必要最小限の足音でステップすれば、 美しく優雅なステップにもつながり、一石二鳥ですよ。(^_^)

八つ当たり、カッコ悪いぞ。
失敗したからといって、筐体に八つ当たりするなんてのは 論外です。
筐体の傷みも早まりますし、何より、見苦しいですよ〜(^^;
悔しい気持ちは、筐体にぶつけるんじゃなくて、 自分自身にぶつけて、さっさと上達しちゃいましょうね。


ジョイント台について。

最近とみに増えてきたジョイント台。
1人で踏んでも、Versusにして2人で踏んでも同じ料金のため、初対面の人とでも誘いあって一緒に踏む、ってケースも出てくると思います。
そこで注意したいことをいくつか。
なお、ここでは基本的に1コインジョイント設定の場合で話を進めていき、そのうえで2コインジョイントの場合の注意も入れていきます。

人のプレイに入らせてもらう時は一言断りましょう。
いくら身内でもそれは常識ですね。
もしかしたら、その人はスコアアタックをやるつもりでいて、1人で集中して踏みたいのかもしれませんしね。

基本的にサイド・曲の選択権はクレジットを入れた側にあります。
人の入れたクレジットで入らせてもらってる側が、あまりこれらのことでわがままを言わないようにしましょう。
タダで踏んでいる側は、あくまで「入らせていただいている」立場だってことをお忘れなく。
#なお、2コインジョイント台で1人1コインずつ入れている場合は、どっちもどっちです。仲良くやりましょう(笑)。

クレジットを入れた側も、選曲する際は相手の動向を見てにしましょう。
基本的に、クレジットを入れた側が好きに選曲しちゃっていいんですが、ちょっと相手に対しての配慮はあった方がいいでしょうね。
もしかしたら、相手が全くクリアできる見込みもない曲を、自分は選曲しようとしているかもしれませんしね。
せっかくだから、両者が楽しめるVersusをしたいものです。ちょっとの配慮で、自分も相手も楽しくなれます♪

基本的に、選曲したらオプション画面には入るようにしましょう。
自分がオプション一切触らない人でも、相手は曲によってオプションを付け替えるかもしれません。
これもお互いが楽しくやれるための配慮ですね。

故意に曲からズラして踏むとき(LCAとか)とか、派手な動きで踊るときとかは、事前に相手の了解を得てにしましょう。
これらの行為を隣でやられると、人によってはかなり踏みにくいです。
人のクレジットで入っている時は、「やめてくれ」といわれたら素直に従いましょう。
自分のクレジットで入ってもらう時は、「隣でLやってるけどいいですか?」って感じで
あらかじめ断っておいて、了解のうえで隣に入ってもらいましょう。


プレイヤーさん同士、 仲良くやりましょう。

上級者の方へ。初心者をいじめないであげてくださいね。
そして初心者な人が あなたを頼ってきたら、親切にそれに応えてあげましょう。
あなたにだって、初心者だった時代はあったのですから、そのころの気持ちを忘れないでくださいね。

初心者の方へ。上級者を恐れないでください。
彼らは決して「人外」 なんかじゃないです。彼らにも初心者だったころはあるのです。
ただそれが、少し早いか遅いかの違いだけ。
最低限の礼儀さえわきまえてれば、きっとあなたに温かく接してくれることでしょう。
また、上級者の人にいろいろと教えていただくことがあると思います。
そのときには、きちんとお礼をいいましょう。
彼らは、純粋に好意であなたを助けてくれているのです。
それを当然のことと して受け止めないでください。
また、上級者にバーサスで一緒に踊っていただく、というのもいいと思います。
最近はジョイント台も増えてきたので、保険を頼みやすいですしね。
楽しいバーサスライフに付いては、こちら をご覧ください。
(ただし2nd時代に書いたものなのでジョイント台については考慮に入っていませんが(汗))

ギャラリーさんのマナー


踊り手さんには気持ち良く踊っていただきましょう。

あまりお立ち台に近づいてギャラリーするのはやめましょう。
これは邪魔になるし、だいいちお互いに危険です。
手すりに寄りかかってるのも、危ないし邪魔です。やめてくださいね。
特にDPやってるときは、動きが大きくなりがちなので危険度UPです。
また、シングルでやってる横に勝手に入ってくるなんてのは 論外です。
ま、仲間内でやる分にはかまわないのですが、 面識のない人には絶対にやらないようにしましょう。

誤解されるような行為はやめてくださいね。
スカートはいてる女性ダンサーの近くで見るときに、 しゃがみこむのはやめましょう。
セクハラととられても 仕方ないですよ。
これ、けっこう女性にとってはイヤなものです。 気をつけてくださいね。

いきなり変な声や音を立てないでくださいね。
踊り手さんは、基本的に音を聞いてタイミングを取っています。
そんな時にいきなり変な音や声が飛んできたら、タイミングが狂ってミスの原因になります。
Little Bitchなどでの「ワンツー♪」のような、曲に合わせた掛け声でも、 特に不慣れな人やスコアアタック中の人などの場合、いきなりかけられると迷惑になる、というケースもあります。
また、タイミングがずれてると、大迷惑ですよ〜(^^;)
とくに、踊ってる最中の野次やブーイングは、論外です。
(特にベーシックをおたおたと踊ってる初心者さんに 野次を飛ばす人、最低です。)
集中力がそがれるし、踊り手さんもすごく嫌な気分になりますよ。

踊ってる途中には話し掛けないでください。
これはハッキリ言って邪魔です。たとえ知り合いでもやめときましょう。
もしかしたら、その人はスコアアタック中で、集中力が必要な時かもしれません。
踊り手がギャラリーに向いてりゃ、話し掛けてもいいって思ってる人は…まさかいないよね(^^;
背面やってるときって、目踏みに頼れない分、正面でやってるとき以上に曲に集中することが要求されてるんです。
というわけで、話し掛けるのはせめてその曲が終わってから、できればその人がお立ち台を降りてきてからにしてくださいね。

いい踊りには、拍手をするといいかもしれませんね。
ギャラリーさんからの拍手は、特にパフォーマンス系のDDRerさんにとって 非常に嬉しいものです。
自分が「カッコイイなぁ♪」と思った踊りには、周りの雰囲気を見たうえで、拍手をするといいかもです。
ただし、タイミングは考えてくださいね。私的には…
○1曲が終わったとき
○全曲踊りきったとき
×曲の途中(タイミングが狂っちゃう(^^;;)
×踊り手さんが閉店食らった後(イヤミととられても仕方ないかも)
…てなとこでしょうか。


ギャラリーさん同士、お互いに気持ち良くギャラリーしましょう。

シャドウについて。
シャドウ(画面に合わせて後ろでステップすること)って、確かにいい練習法でしたし、昔はよく行われていました。
・・・しかし。
DDRも下火になりつつある今となっては、もうやってる人はほとんどいないし、やってるのを許容する雰囲気もなくなりつつあります。
実際、シャドウされるのを嫌うDDRerさんは多いです。(特に集中力を必要とするスコアラー系のプレイヤーはシャドウを嫌うケースが多いです)
だから、シャドウは極力しないほうがいいですね。
せめて脳内でステップをイメージするくらいに留めておきましょう。

人が見てるときに、いきなり前に立つのはやめてください。
それやられると、ハッキリ言って非常に邪魔です。
どうしても前に立たないといけないときや、 前を横切るときは、せめて「失礼します」の一言くらいかけましょう。


他のゲームをしてる人の邪魔にならないようにしましょう。

当たり前のことですが、ゲーセンってDDRのためにだけあるんじゃないです。
当然、他のゲームをしてる人だっているんです。
…というわけで、次のことには気をつけてくださいね。
・通路をふさがないよう、整然とギャラリーしましょう。 (特に人数が多いときには注意!)
・掛け声、バックコーラスは雰囲気を見極めた上で。また、やるとしてもほどほどに。
(盛り上がるのはいいんだけど、度が過ぎると他の人に迷惑!)
・他のゲームの筐体(ドライブゲームのコックピットとか)に座らない(これは論外です)

マナーの危険地帯


集団でいるときには、特に周りに気を使いましょう。

みんなでわいわいDDR、大いに結構です。
ただ、集団でいると、ともすれば自分たち以外の人が見えなくなるものです。
また、集団でDDRの筐体を囲んでいると、他の人が入りづらくなり、 それによって図らずも「回しプレイ」状態になってしまいがちです。
また、集団という威力を借りて、筐体を独占したり、順番抜かしをするなんてのは論外です。
集団でいるときは、一人でいるとき以上に周りに気を使うくらいでちょうどいいと思います。


「甘え」や「おごり」には、くれぐれもご用心。

初心者の方へ。初心者だからといって甘えないでください。
確かに上級者の方は、頼ってこられればたいてい気分良く応えるものです。
でも、それを当然のことと考えないでください。
教えてくださる上級者の方にとって、初心者さんを教えるのは、 結構な労力を使うものです。
遠慮する必要はありませんが、 せめて感謝の気持ちくらいは表しましょう。
また、初心者だからといって、少々マナーをはずしてもいいというわけは ありません。
人に迷惑をかけないことって、DDR経験がうんぬんという以前の問題ですからね。

上級者の方へ。上級者だからといっておごらないでください。
「上級者である」ということは、ただ「DDRの腕前(この場合足前か?) がいい」というだけのことです。
他に何か特権があるわけではないです。
DDRを楽しむ権利は、誰でも平等なはずです。
だから、上級者だからといって、初心者さんに対して居丈高な 態度をとったり、筐体を独占したりといったことはしないように していただきたいものです。
また、上級者の皆さんにだって、初心者だったころはあるはずです。
そのころの気持ちは、いつでも心のどこかにとっておいてくださいね。
そして、初心者さんが頼ってきたら、バカにするのではなくて、 初心者だったころの自分を思いだして、優しく接してあげてくださいね。

まとめ


以上、「みんなが気持ちよく楽しむために、1DDRerとして どんなことに気をつけたらいいか」について、私なりに考えてみたことです。
なんかいろいろとやっちゃいけないことがありすぎて、 踊りに行くのがブルーになっちゃったとしたらごめんなさい。
でも、基本原則 さえ頭においとけば、なにも恐れることはないです。
皆さんも、自分なりにDDRerに求められるマナーについて考えてみてはいかがでしょうか。


それでは、みんなで楽しく踊りましょう♪
Stay Cool♪

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Written by Utano-Tsubasa

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